2015年1月


「ごるふ御守」

インフルエンザウイルスが猛威を振るっているようです。ここ数年では珍しく患者さんのキャンセルが多いような気がします。


医療従事者も気をつけなければならないところですが、前田歯科の開業してからこれまでの罹患率はかなり低めで、この20年の間にインフルエンザにかかったのはスタッフが1名。そして、自分が2回程です。 おそらく、歯を削る時の空気中に飛散する切削粉対策として、院内の空気清浄機はフル回転、そして、エアコンの効率は少々悪くなるけれど、天井取り付けの換気扇が夏でも真冬でも常に稼働しているのが功を奏しているのかもしれません。


学校や職場での適切な換気、インフルエンザ対策の大事なポイントだと思います。




さて写真右は、今年のゴルフの打ち初めの時に、お正月にハワイ旅行に行った友人からお土産としてもらった「ごるふ御守」です。裏には金色の糸で「ハワイ金刀比羅神社・ハワイ太宰府天満宮」と刺繍してあります。

 

最初は“ふざけたお守り”… と思っていましたが、ウィキペディアによると、「ハワイ金刀比羅神社・ハワイ太宰府天満宮」はホノルル市内に実在する神社らしく、大正9年(1920年)にハワイ在留邦人漁師を中心に鎮祭・建立されたのが始まりとなっているようです。 裏には“Made in Japan”のシールも貼ってありました。

 

今年もいざという時は神頼み。ご利益にあずかりたいと思います。( ̄ー ̄)

 

 

 

 

そして写真左は、一月にしては珍しい小春日和の先週の日曜日、鹿児島県日置市吹上町にある“湯の浦カントリー倶楽部”で、大学の同窓生と今年2回目のゴルフをした時のものです。


空は快晴、微風、ポカポカ陽気、しかも杉花粉もまだまだ… ということで、最高のコンディションの中ゴルフを楽しむことができました。


これも御守のご利益なのかなと思いつつ、でもスコアには…(|||_|||) 



そこはそれ、“そうは問屋が卸さない”。


神のみぞ知る。


精進あるのみという事なのでしょう。o( _ _ )o








『流星ワゴン』


先週の日曜日の夜9時から、TBSテレビの「日曜劇場」で、重松清のベストセラー小説『流星ワゴン』を映像化したドラマが始まりました。同じ時間帯に同作家の『とんび』が放送されてからまる2年。演出はドラマ「半沢直樹」を手掛けた福澤克雄とそのスタッフ陣です。


講談社から単行本が刊行されたのは2002年。自分が手にして初めて読んだのが7〜8年前で、当時、その面白さに感動して家族や友人・知人に勧めまくったのを思い出します。





   同じ年の親子。そして「朋輩(ほうばい)」
   同じ年の親子。そして「朋輩(ほうばい)」

あらすじは、息子の家庭内暴力、妻からの離縁状、そして会社のリストラに悩み、“死のうか…”と考えていた主人公・永田一雄の目の前に、一台の赤いワゴン車が停まります。

「早く乗ってよ。ずっと待ってたんだから」と語りかける男の子とその運転手は5年前に交通事故で命を失ったはずの親子。

 

車に乗り込み、そして、“たいせつな場所”として親子に案内されたのは1年前の過去の、ある情景…

 

町中で見知らぬ男に肩を抱かれて歩く妻。

私立の中学受験に限界を感じ、ひとり落ち込む息子。

 

“ここで何かを変えれば、未来が変わるかも”と考えつつも踏み込めない一雄の前に現れたのは、ガンを患い余命僅かと宣告され病床に伏しているはずの、25年前のまだ若かりし頃の父・忠雄でした。

 

弱いものから金を巻き上げる金貸し業を営み始めた父親を忌み嫌うようになり田舎を飛び出した一雄。一雄のことを「親子でも友人でもない、朋輩(ほうばい)じゃ」と孫に説明する同じ年の父親 “チュウさん”  二人は反発し合いながらも、一雄の家族の未来を変えるべく過去を塗り替えようと努力しますが、 未来は?… 現実は… 

 

 

 

第一話を見て、最高のキャスティングだと思いました。チュウさん役の香川照之さん、まさしく本から抜け出したようで笑っちゃいます。

 

 

ハッピーエンドではないかもしれないけれど、心は充分にハッピーになれる重松清ワールド満載の作品だと思います。

 

 

 

日曜の夜が楽しみです。y(^ー^)y

 

 

 

 

 

『発酵道』

昨年はどちらかと言えばおとなしめだった桜島。今年は年明けから山体膨張、予兆、大噴火… 

何とも不気味な情報が飛び交う中、年が替わってスイッチが入ったように爆発的噴火を繰り返しているようですね〜

風向きのせいもあって、今のところ何とか難を逃れている鹿児島市内ですが、時折鼻を突く硫黄の匂いは、“今年もご迷惑をかけますが宜しく! ”という新年のご挨拶代わりということなのでしょう。(・・;)

 

 

さて、写真は元日に我が家で飲んだ山形の清酒「雪漫々(ゆきまんまん)」です。

 

お昼前あたりから飲み始め、約半分近く飲んだところで何時しか爆睡… (_ _).。o○ 起きたのは夜の7時過ぎ。それでも頭はスッキリ。

 

日本酒が、二日酔いの元凶、「きちがい水」と言われたのは一昔前のことで、最近では本当に飲み口も爽やかで次の日に残らないものが増えました。 それでも、昔の甘くてベトベトする日本酒の悪いイメージが根強いのか、未だに避けるように飲まれない方が多いのは残念なことです。

 

 

実はこの甘い日本酒、戦時中の米不足がきっかけとなっていることをご存知でしょうか? 

 

もともと、日本酒の原材料は米と米麹(こうじ)と水だけでしたが、米不足のために思うように酒が造れなかった時代、量を増やす目的で添加されたのが“醸造用アルコール”。しかも、水とアルコールで増やした酒はどうしても薄辛くなるので、ブドウ糖や水飴などの醸造用糖類や食品添加物を加えて味を調整した結果生まれたのが、あの甘くてベトベトした日本酒だということらしいです。

 

その製法が戦後長く続いたのは、このような添加物を加えると、なんと元の三倍量の酒ができるらしく、当然のことながらコストも安いし量産もできるので酒造メーカーもなかなか製造をやめられなかった訳で、添加物が引き起こす高血圧や糖尿病、二日酔い等々に目を背け造り続けたツケは大きく、現在の日本酒離れの原因の一つになっていることに間違いはないようです。

 

 

『発酵道』(河出書房新社)は、日本酒業界がまさに低迷期を迎えようとしていたそのような時代、創業300年の造り酒屋の当主である寺田啓佐(てらだけいすけ)氏が、自分の不摂生で腸を腐らすほどの大病を患いながらも奇跡の生還を果たしたのを機に、「人の役に立つ酒を造る」ことを自分の人生のテーマとして掲げ、無農薬・無化学肥料で栽培された米を用い試行錯誤を繰り返しながら、戦前「百薬の長」と呼ばれた日本酒造りに成功、辿り着くまでを記した本です。

 

 

お酒の飲めない人も酔ってしまう程の感謝の言葉満載の本です。

 

 

新春の一冊に如何でしょうか。=^-^=

 

 

寺田本家H.P. http://www.teradahonke.co.jp/index.htm

 

 

 

 

 

 

 

New Year 2015

 

 

鹿児島市内、昨日あたりから寒さも少し緩み気味のようです。それにしても正月三が日は寒かったですね〜 家の中では滅多に靴下を履かない自分も今回だけは降参でした。でも、気も緩みがちで体調管理の難しいこの時期だけに、かえって気合いが入って良かったのかもしれませんね (・・;)

 

 

さて、年が明けて前田歯科も本日より診療を開始致しました。今朝、スタッフ全員が元気で出勤し、今年の初顔合わせ… と言いたいところですが、昨日から喉を痛めて声の出なくなったのが約1名。

まあそれでも、仕事にはさほど支障がないようで、休み明けから全員フル全快で働いております。

 

 

今年もあっという間の一年になることでしょう。

 

 

時間に繰り越しはないようです。

 

 

また今年一年、大切にしていきたいと思います。((o(^-^)o))