写真は鹿児島市天文館にあるジャズライブハウス『 Lileth(リレット)』。
先週の土曜日の夕方、鹿児島県歯科医師会館で行われた講演会での仕事の後、数名の先生方と飲み屋街に繰り出し、その二次会で初めて訪れたお店です。
場所は天文館のど真ん中、山之口本通り沿いのビルの4F。ドアを開けるとまずお店のカウンターが目に入ります。そこから右手奥まで30〜40名は座れる椅子とテーブルを備えたフロアーが広がり、その真ん中あたりにグランドピアノ、そして演奏スペースがあります。お店の中から見える夜の天文館公園の景色が目に優しく、ライブハウスにありがちな閉塞感を和らげてくれているようにも感じました。
ビールを注文し、しばらくしてライブが始まりました。さっきまでフロアーの給仕をしていた女性がピアノの位置につき、カウンターにいた男性がギターを奏で始めます。
そう、このお店は、店名にもなっているリレットさん家族が経営し、フロアスタッフとしても働き、そしてその合間を縫いながらライブをこなすというユニークなお店でした。
ライブは毎夜3ステージ(1ステージ約40分間)。ボーカル担当のリレットさんと、その娘さんでボーカル&ピアノ担当のエミリーさん、そしてリレットさんのご主人でギター担当の古川次男さんのメンバー構成で行われます。リレットさんは2000年に放送された、『ルパン三世』のTVスペシャルシリーズの挿入歌も歌う実力派でもあります。
耳に心地よいハイレベルな演奏と、聴きごたえのあるボーカルに魅了された、あっという間の40分間でした。
鹿児島お勧めのスポットです。(^^)
挿入歌「TAKE ME」(ラブ・スコール)
歌 - 大野雄二トリオ with リレット
写真は、カーブ台風16号が昨日の未明に薩摩半島を駆け抜けた後の、朝の8時過ぎの南方向の空模様。写真の中央下側に写る人影は、朝早くから台風の後始末に追われる当院のスタッフです。
これまでいろんな進路の台風を経験してきましたが、今回のように急カーブを描きながら進む台風の記憶がなく、今年は奇妙な動きをする台風が各地で甚大な被害をもたらしているようなので、いつもとは少し違う緊張感があったのは確かでした。
台風16号が鹿児島市への最接近したのは、土砂災害警報が発令された夜中過ぎ。
昨年の8月25日の未明に鹿児島を襲った台風15号が凄かっただけに、ピークはこれから…と、蒲団の中で身構えているうちに、いつの間にか朝に。
6時過ぎ、雲間からうっすらと光も射し始め、風も穏やかな秋の風に変わっていました。
さて、自宅周辺の被害状況はそこまでなかったので、半ば安心して仕事場に出掛けたところ、どうやら、院内の天井埋め込み型の換気扇の排気口から猛烈な風が逆方向に吹き込んだらしく、換気扇から吹き出したススで床や診療台が悲惨な状況に… しかも、換気扇はお釈迦に。
思わぬところに爪痕を残した、今回の台風でした。
鹿児島市内の今週一週間の空模様は雨または曇り。秋雨前線の影響らしく、秋の長雨に入ったようです。今のところ雨はボチボチですが、ただ今北上中の台風が前線を刺激するようになると、油断禁物ですね。
さて、そんな秋の長雨に入る一歩手前の先週の土曜日、鹿児島市内にある高校の体育祭が、爽やかな秋晴れの下、各校一斉に行われました。
写真は、高三になる長女が在籍する高校の体育祭。午後の部で最初に行われた種目、3年生による「ドリーム(仮装行列とダンス)」が終った直後のもの。
毎年この日のために3年生は夏休み前から準備するらしく、我が家でもそれに違わず、家内と娘が一緒になって7月あたりから衣装作りに専念していたようでした。
「ドリーム」を見るのも今年で3年目になりますが、毎年、クオリティが高く感心させられるものから、見た瞬間に笑いを誘うものまで、いつも夫婦で楽しませてもらっていますが、仮装もダンスも今年が一番出来が良かったと妙に納得できたのは、たぶん親のひいき目もあるかもしれないけれど、親も半分参加型のこの種目ならではと思った次第です。
夕方近く、思い出となった体育祭も無事終了し、学校の行事もこれで最後かな…と思うと、ちょっとだけ寂しい帰り道となりました。
9月に入りました。
先月末のことでした。家に帰ると一通の封書が届いていました。差出人は「ゴールデンパーム カントリークラブ」 内容は8月29日付けで民事再生法の適用を申請するというもの… いわゆる、「倒産」でした。負債総額は債権者2,094名に対する預託金54億円を含む約166億円あまり。国内では今年3番目の大型倒産ということで、ネットやTVでも大きく取り上げられているようでした。
ゴールデンパームの会員権を取得したのは今から5年前でした。周りの友人がそこのメンバーだったこと、バブル期に比べると会員権の相場もかなり下がり手頃な価格だったこと、とにかく実際のラウンドの回数を増やしてゴルフを一刻も早く上手くなりたい一心で、家族に何の相談もせず購入に踏み切ったわけでした。
会員権が届き、当日の朝フロントでメンバーとして初めてチェックインした時の、一端のゴルファーとして認められたようなあのステイタス感を今でも思い出します。残念ながら、ゴルフ場に通えば通うほどコースの難しさに触れる機会が増えるばかりで、オフィシャルのハンディキャップは一向に上がりませんでしたが、コースを大事にするマナーだけは自然と身に付いていったような気がします。
今回の件、最近ではメンバーでも予約が難しく、月例杯など全く入り込めない状況だったので、果たしてこの経営形態で大丈夫なのかな…? と、少々不安に感じていた矢先のことでした。
さてこれからどうなることか… 全く見当がつきません。預託金(会員権)の大幅なカット、または最悪紙切れ同然になるのは免れないとしても、何とかゴルフ場だけは残してもらいたい。
うちの患者さんで、御年83歳。同じくゴールデンパームのメンバーで、ほぼ毎日のようにゴルフ場に通い、ラウンドの後は施設内の温泉でゆっくりと余生を満喫されている羨ましい限りの方がいらっしゃいます。
自分もそうなりたいと思っていただけに、今回の件、ちょっと残念です。願わくばもう少し夢を見ていたい。そんな感じです。。
幸せかみしめるために
前田歯科クリニック
鹿児島市田上5-34-60 1F
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