「つみきのいえ」

今日は終戦記念日、病院のお盆休みも今日までとなりました。昨日のお昼過ぎ、中二の長女の夏休みの課題の美術鑑賞に付き合って、鹿児島市の長島美術館で開催されている『加藤久仁生展』を見てきました。加藤先生は1977年鹿児島生まれです。展示場ではアニメーション作家である加藤先生の作品の原画やスケッチ、絵コンテなどの展示の他、実際のアニメーションも放映されています。その中の一つである「つみきのいえ」は2009年に米国アカデミー賞短編アニメーション賞を獲得している作品です。

あらすじは、海に沈みゆく街で一人、“積み木”を積むように家を建て増しながら住んでいる主人公の老人が、ある日、お気に入りのパイプを海の中に落としてしまいます。パイプを捜すために海に潜った老人が見つけたものは、“つみきのいえ”に残された数々の思い出、妻との出会い、子供の誕生、成長、結婚、そして妻との別れ…でした。最後、テーブルの上の二つのグラスにワインを注ぎ、グラスを傾ける主人公の姿に涙がこぼれました。

(You Tube :  http://www.youtube.com/watch?v=SccfoIbkKIw)