“その昔、伝染病が流行っていました。山の中の鳥たちは次々に命を落としていきます。そんな中、鳥たちが賑やかに集う場所がありました。それは1本の柿の木でした。生き延びた鳥たちはその熟した実を食べていたのです…”
『柿が赤くなれば、医者が青くなる』といわれるように、柿にはイチゴやレモンに負けないぐらいのビタミンC、他にもビタミンK、B1、B2、カロチン、タンニン、ミネラルなどが多く含まれています。柿の実や葉は、古来より風邪の予防や滋養のための食べ物として重宝されてきました。
構造医学ではこの柿を日本古来の感冒対策“本草寒野柿”として紹介しています。その作り方です。
① 熟した柿を蒸し籠でやわらかく、じゅくじゅくの状態になるまで蒸し、冷凍庫で凍らせます。(保存期間は冷凍庫で1年)
② 食べるときに、乾燥した生姜をひとつまみかけて、1日1個を目安に食前に摂るようにします。
寒さも本格的になってきました。“備えあれば憂い無し”です。皆様、インフルエンザの季節を乗り切っていきましょう。