『足らん…』

子供たちの短い春休みも終わりました。昨日あたりから新学期や新入学と気分も新たに迎えられた方も多かったのではないでしょうか。

先週末は発達した低気圧のせいで、全国的に荒れ模様のお天気でしたね。低気圧の余波なのでしょうか、幾分肌寒く感じられますが鹿児島市の天候はまずます… 残念ながら桜の見頃は終わりましたが、木々は新芽を、草花も花を少しずつ咲かせ始め、さしずめ春の装い第2弾といったところでしょうか。

写真は、医院の北側裏手、日当りの良くない所に置かれたラン?が花をつけたところです。3年前ぐらい前に患者さんに頂きました。ほとんど水もやらず、肥料も施さないのに、厳しい夏と冬を乗り越えて毎年この頃になるとしっかりと花を咲かせてくれます。大したものです… 

話は変わりますが、開業間もない35歳の頃です。SJCDという歯科のスタディグループの講習会に参加するために、約1年間、土日を利用して福岡の博多まで毎月通っていたことがあります。この花を見るたびに、講習会で講師をされていた本田正明先生(現SJCD副会長)が下さった言葉を思い出します。『前田君!人間、足らんぐらいがちょうどエエよ!』本田先生は当時50歳、現在の自分と同じ年齢です。最近になってやっとこの意味するところがわかってきたかな〜? それは、怠けるのでもなく、手を抜くのでもなく、相手に期待するのでもなく… 何とも表現が難しくて申し訳ありませんが、同年代の方ならわかって頂けるかも… です。。