ただの男…

先月ご紹介した『フレンズ』の続きです。あれから3年… 家に連れ戻され親の厳しい監視のもとで高校生活を終え、パリの大学に進学が決まったポールは、3年間ひと時も忘れることのなかったミシェルと二人の間に生まれた娘(シルビィ)を必死の思いで捜し始めます。ようやくのことで見つけ出した二人でしたが、航空会社に勤務するアメリカ人(ギャリー)と暮らしを共にしていることを知ります。OMG!

ポールとのまさかの再会、ギャリーと別れ、忘れ得ぬポールとの生活を選んだミシェル… 思い出の地アルルを訪れ、絆を深め合った親子3人は、パリの地での新たな生活を送ることを決意します。

しかしながら、ミシェルとよりを戻したことを知ったポールの父が送金を断ったために、またもや厳しい現実に… ポールは大学と夜間のアルバイトの両立、ミシェルも生計を補うために働き、生活は昼と夜とですれ違い、二人の間には不安、不信、嫉妬… 人間関係の歪みに翻弄されながら、そうしているうちにミシェルの妊娠、中絶、シルビィの失踪… と、若い二人に次々と難題が襲いかかります。

そうした中、同棲相手だったギャリーから求婚され心が揺らぐミシェルでしたが、もう一度自分の人生をポールに賭けることを決心。ポールが大学を卒業するまでの3年間、アルルに戻り娘と二人で生活をするためにパリを離れることを決意します。そしてラスト、駅で二人を見送るポール… またもや別れのシーンで幕を閉じます。

 

 

さて、チューリップの名曲『青春の影』をご存知でしょうか?

歌詞です…

 

君の心へ続く永い一本道は

いつも僕を勇気づけた

とてもけわしく細い道だったけど

今君を迎えにゆこう

自分の大きな夢を追うことが

今までの僕の仕事だったけど

君を幸せにするそれこそが

これからの僕の生きるしるし

 

愛を知ったために涙がはこばれて

君のひとみをこぼれたとき

恋のよろこびは愛のきびしさへの

かけはしにすぎないと

ただ風の中にたたずんで

君はやがてみつけていった

ただ風に涙をあずけて

君は女になっていった

 

君の家へ続くあの道を

今足もとにたしかめて

今日から君はただの女

今日から僕はただの男

 

この歌詞の意味するところ… 人それぞれの解釈があると思われますが…

何だかんだといっても人生って滑稽だよね。恋とか愛、そして結婚とかで結ばれたけれど… 永い年月を経て、夢とか理想とかも無くなって、ただの男と女に戻っていくんだね。ポールもミシェルもそうなるんだよ。 …と、財津さんが説いているように感じるのは自分だけでしょうか?…

さて、ミッシェルも次のライブに向けて活動を開始。先日の連休の合間を利用して、都城市の島村楽器にて練習を行いました。何分にも練習1回目なので、メンバー誰もが納得しておりませんが、宜しければ、“ただの男・女”6人衆が奏でる『青春の影』に耳をお貸し下さい。チューリップでは珍しいロック調の『私のアイドル』も宜しければ、どうぞ…