千葉にいる妹夫婦たちが夏休みを利用して帰ってきたので、先週の土曜日の夜、鹿児島市天文館にある“むじゃき”で一緒に食事をしてきました。むじゃきといえば何と言っても目玉は白熊… お好み焼き、もんじゃ焼き、鉄板焼きなどを食べ尽くし、お腹いっぱいになっても、最後に出てきた白熊は格別でしたね〜 鹿児島人なら一夏に一回は食べないと気が済まないというのが良〜くわかりますね〜
さて、鹿児島発祥のかき氷・白熊ですが、そもそも何故白熊と呼ばれるようになったのか? 名前の由来をウィキペディアから拾ってみました。
一つ目、鹿児島市西田本通りにあった綿屋が、1932年、夏の副業として販売し始めた “かき氷の練乳がけ” が最初で、練乳の缶に貼られていたラベルに描かれていた白熊(ホッキョクグマ)が命名のきっかけになったという説。
二つ目、1947年、鹿児島市の喫茶店の店主がミルクのシロップをかけたかき氷を考案し、みつ豆の材料だった、三色寒天、サイコロに切り落とした羊羹、豆、缶詰のフルーツを色鮮やかに盛りつけて出したところ評判になり、上から見た姿が白熊に似ており、トッピングの干しぶどうがあたかも白熊の目にように見えたために白熊と命名したという説。
どちらにしても、今では鹿児島の夏の風物詩… というか、真冬でもOKという人が多い白熊ですが、自分の家で必死に氷を掻いて練乳かけてもこの食感はなかなか出ないですよね〜 氷がまろやかというか… 口の中に入れたと同時に消えてなくなるこの微妙な感覚… 真似できないですよね〜 ひょっとしたら氷そのものに何らかの秘密があるのかもしれません。。
ところで、この氷… いわゆる水の結晶のことですが、水道水と自然水とではその様相が異なることをご存知でしょうか? 『水は答えを知っている 〜その結晶にこめられたメッセージ〜』(江本 勝著:サンマーク出版)は、水の氷結写真を様々な条件下で撮影し、その結晶が語る不思議で哲学的な世界を豊富な写真と共に紹介している一冊です。その感動は波紋を呼び、世界各国で翻訳されロングセラーとなっています。
その本の中から少しだけ… 地下水や湧き水といった自然水ではどこの土地でも美しいきれいな結晶を見せるのに対し、東京の水道水は全滅で結晶すら見ることができないとしています。またそれは、水に音楽を聴かせた時、例えばクラッシックやロックでもその違いが表れ、また、水に言葉を投げかけた時、例えば “ありがとう” や “ばかやろう” などでも、明らかに異なる様相を見せるとしています。
水を取り巻く環境や水質汚染の問題、生体の70%が水で構成されている我々人間の生き方など、この結晶から送られたメッセージをどのように捉え、そしてどのように対峙していけばいいのか? 著者の視点でわかりやすく解説した一冊だと思います。
さあ、まだまだ暑い夏は続きます。白熊との相性の良いこの一冊… 白熊と一緒に如何でしょうか。