ご飯とお味噌汁

一昨日から昨日にかけての落雷と雨は凄かったですね。これから台風17号が接近するとのこと… まだまだ油断禁物です。皆さん、気をつけましょうね。

さて、どんなに暑くても、これまで“夏バテ”というものを経験したことのない自分でしたが、今年はキツかったですね〜 何だか体がだるくて重くて、覇気がない。これを夏バテというのかな? と、思いつつ漫然と過ごした一夏でした。 

最近になってやっと一本の線が繋がってスイッチが入ったような気がします。さて、何が幸いしたのか? 改めて考え直してみたところ、思い当たる節がひとつありました。 長女の新学期の始まりと同時に復活した我が家の朝食“ご飯とみそ汁”ではないかと… それまでは、夏休み中の朝食を“シリアルと牛乳”で済ませていました。シリアルの成分表示では栄養価も問題なく、冷たい牛乳は暑い夏には喉ごしもよく、最高の朝食と思っていましたが、そうではなかったのかな?ということです。やはり、“ご飯とみそ汁”は日本人にとって、特に中年期を迎えた自分にとって大切な食事のようです。

 

さて、酪酸菌(らくさんきん)をご存知でしょうか? 酪酸菌は、日本の土壌や日本人の腸内に昔から住んでいる細菌で、汚染されていない農作物や添加物の含まれていない糠漬け(ぬかづけ)、味噌、醤油など特有の日本食から腸内へ常に取り込んできたものです。その役目は、腸内バランスが崩れた時に増える腐敗菌(ふはいきん)に対して天敵となり拮抗(きっこう)作用を示し、他の有益な菌と共生して整腸効果を発揮します。腸は人体の70%の免疫細胞が集まる身体の防衛のための大事な器官です。酪酸菌の生成した酪酸は腸粘膜の栄養源ともなり、全身の免疫系を強化する役割もあります。この他、整腸作用を促す善玉菌として知られているものに、ヨーグルトなどに含まれるビフィズス菌やナットウキナーゼを作り出す納豆菌などがありますね。

 

さてこの酪酸菌ですが、食品だけで多量に取り込むことは難しいとされています。1933年千葉大学医学部の宮入近治博士により報告された酪酸菌(宮入菌:MIYAIRI株)を成分とする製剤(商品名:ミヤBM)は多量に摂取しても副作用がなく安心して使える整腸剤として昔から有名です。

 

以前、このプログの中でも取り上げましたが、俳優の高倉健の朝食は30年ほど前からナッツ入りのシリアルヨーグルトだそうです。この夏、ちょっと気取って挑戦してみましたが… まだまだその器じゃなかったようです。(・・。)