12月に入りました。忘年会、クリスマス、年末年始の準備などなど… 何かと慌ただしい一月が始まりました。特に年末の大掃除はどこの家庭でも職場でも、一年を締めくくるための一大イベントですね。分別ゴミの収集日のことも考えながらコツコツと計画的に、そして最後はスッキリといきたいものです。
さて、掃除といえば… 実は6年前ぐらいから続けていることがあります。それは、病院のトイレ掃除です。大分の同級生の檀上先生に勧められたのがきっかけでした。
「何で自分がトイレ掃除?」
「いや、やれば何かに気付くから。」
「一体何に気付くの?」
「いや、やった者しか分からない。」
押し問答の末、結局始めることにしました。有言実行、スタッフの前で誓いを立ててのことでした。最初はビニールの手袋を付けて嫌嫌ながらの毎日でした。“これ見よがし” にやっていたと思います。おそらくスタッフも “永くは続くまい…” と思っていたことでしょう。
でも、面白いものです。ある時から手袋を使わず素手でやるようになりました。掃除用具も次第に増え、便器、床、ドア、壁… と、掃除範囲も増えていきました。そのうちに、人に任せられなくなりました。掃除時間も増えたので、病院への出勤時間も早くなりました。不思議なものです… 次第にいろんなことに気付くようになりました。今まで見えなかったものが見えてくるようになります。視覚に限らず、見方や考えたかも含めて…
八百万(やおよろず)の神とは、数が多くて数えきれない神のことを指します。山の神様、田んぼの神様、トイレの神様、台所の神様など自然のもの全てに神が宿っているとする日本古来からの考え方です。もしかすると、トイレ掃除の “気付き” は神様のお導きかもしれません… ね。
さあ、年末何かとお忙しいご主人様たち。一念発起、我が家のトイレ掃除を始められてみては如何でしょうか。ほら、きっと、お家の女神様(奥様)が微笑みになりますよ… (o^-^o)