先週の土曜日の夜、前田歯科の忘年会を騎射場の『莫逆(ばくげき)』で行いました。子供さんの止むを得ない事情のため急遽来られなくなったスタッフには非常に申し訳なく思いましたが…
今、鹿児島で話題の店『莫逆』の味と雰囲気をこっそりと堪能してきました。
果たして莫逆とは? なかなか聞き慣れない言葉だと思いますが、「非常に親しい間柄」のことを意味するようです。人間関係を和やかにする「食」へのこだわりを表しているのでは?… と思った次第です。
お店の場所は騎射場電停の斜め前。自分の学生時代の騎射場にはあり得なかったお洒落なお店構えです。当たり前のことですが、騎射場電停前も随分様変わりしました。昔から変わらないのは、「餃子の王将」と浪人時代に朝から晩までお世話になった「パチンコ第五富士」だけかも… です。
さて、写真(左)は料理の最初に出てくるお刺身の盛り合わせです。お店の人にひとつひとつ丁寧に説明を受けましたが、どれもが新鮮かつ抜群の味で区別の付けようが無く、おまけに種類が多すぎるので覚えることはできませんでした。料理作りは全般的に細やか丁寧で、通常の居酒屋料理とは確実に一線を画しています。写真(右)は、料理の締めに出てくるお店の名物、炊きたての銀舎利(白米)です。銀鱈(ぎんだら)の焼き物とお味噌汁付きでかなりの量ですが… 別腹でいけます。スタッフも完食でした。
さてさて、この日の自分のトピックはこの年にして生まれて初めて食べた「亀の手」です。スタッフも初めてだろうと思いきや、知らないのは自分と一番若いスタッフの二人だけ… ちょっと驚きでした。確かに亀の手に見えるけれど、果たしてこれは何なのか? 味は貝のようだけど… というわけで、お店の人に尋ねたところ、エビと同じ甲殻類ということ。味は抜群に美味いというわけではないけれど、得てしてこの類いの食物は食べだしたら切りがない… お酒好きにはたまらない一品であることに間違いはないでしょう。
騎射場といえば思い出します… 騎射場飯店のレバニラ炒め、米沢食堂の湯豆腐定食、平和軒の餃子ラーメン、中華喫茶リーベの焼き肉丼、みかどの焼き飯、とんこのミックスフライ定食… どれもが学生時代にお世話になった御馳走ばかり… 「食」は個人の歴史です。いつの時代にも感謝!感謝!です。(^▽^)/