3月に入りました。卒業、退職、転勤、決算、etc … 何かと慌ただしく年度の節目を迎えられている方も多いことかと思われます。同じくして、新年度を新たな気持ちで心機一転… と、考えられている方も多いのではないでしょうか。そんな中、最近よく見かける4月から始まるダイアリー(手帳・日記)は、新社会人や新入学生にとって欠かせない必需品ですね。
さて、ダイアリーといえば、“ものぐさ” で “三日坊主” だった自分が、不思議なもので7年間使い続けている手帳があります。岡崎太郎考案の「モチベーションシート」というものです。出会いのきっかけは岡崎氏の著作『 3日坊主でも使いこなせる手帳術 』という本でした。
この手帳の面白いところは、通常の手帳が主に今からすべきこと(スケジュール)の管理のために使われるのに対し、これが起こったことや行動したことの過去の記録管理に大半を割いてるところです。
つまり、「計画→行動」という順番の前に、難しいことは考えずにまず行動から始めてみては? …ということなのです。しかも、記録する内容はハーピーなことが中心で、不安や辛いことや、失敗したことなどはさっさと忘れて、次に向かう新しいアイデアや実現したい想いに繋がるように記録を残していこうというものです。
興味のある方は、シートの無料ダウンロード版がありますので宜しければ… http://www.it1616.com/ms-download
さて、このシートの中でも特に気に入っているのが、「今日よかった出来事」を記録するところです。毎日最低ひとつ「よかった出来事」を記録します。どんなに嫌なことがあっても、悲しいことがあっても、毎日々「よかった出来事」を記録するようにします。最初は大変でした。本当に辛い時など思い出そうとしてもなかなか出てきません。
で、そのうちにセンサーが磨かれてくると、今まで気付かなかった些細な「よかった出来事」にアンテナが向くようになります。そうなってくると… しめたものです。自分の周りに「よかった出来事」が溢れかえるようになります。またそうなると、嫌なことも忘れやすくなり、落ち込んでからのリカバリーも滅茶苦茶早くなってきます。
新しいことを憶えるのは難しいと思っていませんか? 過去の嫌な出来事を忘れるほうがもっと難しい… と気付かせてくれる手帳だと思います。(o^皿^)