巣立ち

例年になく朝晩が冷え込みますね。春らしさを感じられるのはお昼の一時といったところでしょうか。さて、そのような中、昨日、一昨日とお子さんやお孫さんの入学式を心待ちにして迎えられた方も多いことかと思います。

実は私も昨日の午前中の診療をお休みにして、長女の高校の入学式に参加してきました。

 

朝方、長女が出掛けに見せてくれた高校の制服姿は、どういうわけか中学の時と似たり寄ったりで、足元の黒の革靴のローファーばかりに目がいってしまいましたが、それでもやはり、黒カバンを持ちリュックを背負ったその姿は街で見かける高校生の姿そのもので、少し複雑な思いにさせられました。

 

私自身、初めて中に入る学校でしたが、式の一時間前にもかかわらず、正門前は多くの人だかりで、娘も中学の時の同級生を見つけるやいなや駆け寄って、卒業以来の友人との再会に話しが弾んでいる様子でした。

 

娘の中学の入学式は在校生が出迎えてくれる賑やかなものでしたが、この高校では在校生はほとんど登校しておらず、おそらく自分の母校である鹿屋高校の2倍はあろうかと思われる体育館の中で、新入生と父兄と学校関係者による式が厳かに淡々と行われていきました。

ちょっと風変わりだったのは、式の中で歌われた校歌です。在校生の合唱部による混声の3部合唱だったと思います。娘も校歌の3部合唱は珍しいと言っていましたが、自分はそれ以前に、どの音が主旋律なのか分からずじまいで、それが高尚なものなのか?の判断は後々考えることにしたいと思います。

 

式の後は、各自の教室で最初のホームルームということで、父兄も案内されましたが、教室の中に入るのをためらっていた父兄に対して担任の先生が発された言葉、

「おそらく次にこの教室に入るのは卒業式の時になると思いますので、ご遠慮なくお入り下さい」が印象的でした。

確かに… 高校では父親参観なるものも無いだろうし、文化祭・体育祭も平日もしくは土曜日開催だということらしいので、この次この学校に足を踏み入れるのは何時のことになるのやら…

 

あっという間の3年間なのでしょう〜ね〜 

 

巣立ちの時は確実に近づいてきているようです。(┯_┯)