小渕優子さん残念でした。脇が甘いと言われればそれまでですが、何故この時期に…?と思われた方も多いのではないでしょうか。
実は5、6年も前になります。小渕さんが当院にお見えになって実際間近でお会いしたことがあります。当院に通われている男性の患者さんが自分の治療の終わり頃になって、「先生、実はうちの東京の嫁が今から孫を連れて私を迎えに来るんですよ〜」と言われるので、「あ〜そうなんですか」と意味も分からず受け答えをしておいたところ、しばらくして来られたようで、玄関口に目を向けると「 … 」長身で確かに奇麗ではあるけれど、それだけではなく、凛として、只ならないオーラを感じさせる女性がこちらに視線を向けて立っていました。
まさかその方が小渕優子さんであるとは、その時は全く状況がつかめず、軽く会釈をする程度で終ってしまいましたが、彼女が鹿児島の方と結婚をしていて、そのご実家が病院の近くにあって、しかもその親族の方がうちの患者さんであるということは後から分かったことで、如何に自分が政治というものに関心がなかったかを露呈してしまったようで、今更ながら、まさしく穴があったら入りたいとはこういうことだと思った次第でした。
そんなこともあり、陰ながら彼女を応援していた中での今回のリーク騒動ですが、まだ若く、一から出直したいということなので、彼女の笑顔を再び見られる日を心待ちにしていたいと思います。
さて、日本の政治のお決まりのリークですが、今回の件で小学校の同窓生に面白いからと薦められて読んだことのある『沈底魚』(曽根圭介著・講談社)を思い出しました。
中国の亡命者によって得られた情報「大物の沈底魚が、日本に潜っている」から、その物語は始まります。“沈底魚”とは工作員(スパイ)のことで、日本での暗号名は“マクベス”。しかもそれは一市民ではなくて、次期総裁候補と目されている大物政治家らしい… その情報合戦に翻弄される公安警察と二転三転と急展開するストーリー、そして終盤に明かされるはかない真実。フィクションではあるけれど、あながちありそうなことかも… と思わせる、公安ものがお好きな方にお勧めの一冊です。
最後に… 今週の日曜日の焚き火ライブにミッシェルが出演致します。今回はハロウィンも近いという事で、出演者はそれなりの格好での参加要請がきておりますが、さてどうなる事やら… (・・;)宜しければ遊びにおいで下さいませ。
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