3月に入りました。写真は、桃の節句に家内が作る “桜餅” です。
色づきの浅い、淡い薄紅色(さくら色)が特徴で、これを見ると春も間近… 顔も自然にほころんで、ほのぼのとした気分にさせてくれる一品です。
さて、ブログのタイトル名?? と思われた方が多いかもしれません。
『無限軌道』とは、今から40年前の1975年に発売されたチューリップ通算5枚目のアルバムのタイトル名で、“チューリップのお勧めのアルバムは?” と聞かれたならば、迷わず “自分はこれ!” と言いきれる、当時レコードがすり切れるほど何十回も繰り返し聴いた懐かしの一枚です。
名曲「サボテンの花」や、歌手のあべ静江さんに提供した「私は小鳥」などが収められており、オリコン誌最高位4位まで上り詰めたこともある “知る人ぞ知る名盤” でもあります。
“君の人生を見つめてごらん 君はやりたいことをやっているかな… ”
アルバム一曲目で、問いかけるように始まる『無限軌道』は、ジャケット(右上写真)の雰囲気からもお分かり頂けるように、別離、失恋、疑念、嫉妬、失意、死、etc リーダーの財津さんが伝えたい鬱屈とした人生観、社会観がアルバムの全編にわたってちりばめられています。
でも最終的には…
それでも素敵な人生ゲーム。“人生って色々あるけどね〜 でもね、それでいいんだよ。”と、肯定的に語りかけてくる、繊細で時には軽快なメロディーラインは、当時思春期真っ只中の自分をどれほど癒してくれたことか… いや〜本当にお世話になった一枚でした。
さてさて、その『無限軌道』の中の一曲を、先月の焚き火ライブで演奏する機会に恵まれました。
当日は、天候不順のため会場がいつもの鹿屋リナシティ水辺ステージではなく、ライブハウス「BUZZ STYLE」。
ライブハウスらしく、機材も音響もライトやスモークなどの演出効果もバッチリ。ただ、当日の出演者の多くが弾き語りだったために、会場はさながらボーカルコンテストということで、ミッシェルのボーカルはやや緊張気味だったかな (・・;)
今回、久々のYouTubeへのアップとなります。曲目はアルバムの3曲目「愛のかたみ」です。
聴き所は、曲の終盤のリードギター。
終った愛に区切りを付け、再出発を誓う男の決意。
ドラマのエンディングみたいな、例えば… 冬の荒ぶる海、遠く水平線のかなたをみつめる男の後ろ姿をご想像頂けたらいいかな (ё_ё)