4月に入りました。写真は先日の日曜の夕方、家の近くの公園で家族とお花見をした時のものです。
ご覧のように三分咲き程度でしたが、その日のお昼が快晴の汗ばむ陽気で、しかも次の週末の天気が何やら怪しそうだったので、ちょっと早めのお花見ということになりました。
西に日が沈む頃にはさすがに冷え込んできたので、お弁当を食べて即退散ということになりましたが、
今年も健康でお花見ができることに感謝!感謝!
また来年も桜の木の下でお弁当が食べられるよう精進しよう。… なんて思うのは年のせいですかね〜 (; ̄ー ̄川
写真左端から水平方向に右に延びるモヤモヤっとしたものは桜島の灰雲です。花見の最中も2回… 先週あたりから日に30回と、うっぷんを晴らすかのように毎日ボコボコと噴火しているようです。桜の花とは全く好対照な桜島… この時期ならではです。。
さてこの時期、3月下旬から4月上旬にかけて雨が降り続く“菜種梅雨”のこの頃になると、学生時代の合宿を思い出します。
毎年5月のGW連休前に行われる「九州山口医科学生大会(通称、九山大会)」に照準を合わせてのものですが、月をまたぐちょうど今の時期、鹿児島市鴨池のダイエー近くにある“老人福祉会館”を宿にして、鹿大医歯学部ラグビー部の部員全員が寝食を共にしながらラグビー漬けの一週間を過ごします。
練習は朝8時から11時までの3時間と、昼食後の午後2時から5時までの3時間の計6時間あまり。
朝は鹿児島大学のグランドで鹿大の本学のラグビー部を相手に攻守を替えての練習、午後は高校ラグビーの全国大会に名を連ねるような有名校、例えば地元では鹿実や玉竜、春休みを利用して遠征してきた佐賀工業や大阪の報徳学園etc .と練習試合をこなしていきます。
練習とミーティングを含めラグビー以外は、ほとんど寝ることと食べることのみ!!
さすがに合宿の最後日ともなると、走れない… 力が出ない… 体が別人のようになり全く動かない状態に陥りますが、またこれに輪をかけるように、この時期の天候が最悪で、“菜種梅雨”で降りそそぐ雨とグランドの泥のせいで、足や手、顔、首の周りも含めて全身擦り傷だらけとなり、やっとカサブタができて治ってきたかな〜と思ったら、またズルッ…の繰り返しでした。
しかも、練習中には麻痺してそこまで痛みを感じなかった擦り傷の、お風呂に入るその瞬間がまた最悪で、大の男連中が子供のように風呂場で騒いでいたことを思い出します。
さて、こんな天候にも恵まれない最悪な根性論オンリーの合宿なのですが、毎年これを境にチームは凄まじい変貌を遂げます。
写真左は、昭和61年(1986年)に佐賀医科大学が主管で行われた九山大会・決勝の一場面。
30年たった今でも夢に姿を現す赤ジャージの軍団・宿敵熊本大学に勝った!と思ったノーサイド寸前、同点となるトライを奪われ無念の両校同時優勝となった思い出の大会です。
スクラム左サイド手前、自分の右隣の頭にテーピングをしている強面のお方は、学生時代しごきにしごかれた◯◯先輩…
その先輩も今では、その面影も消えすっかり丸くなり、休みの日は自分と同じく小さな白球を追いかけて走り回っているようです。 ( ̄∇ ̄)