鹿児島地方の桜の見頃の先週末は、予報通りのぐずついた天気。しかも、4月には珍しく高温多湿。そんな最中の日曜日、約一ヶ月ぶりのゴルフに行ってきました。
今回はちょっと遠出をして、鹿児島県指宿市開聞町にある“いぶすきゴルフクラブ・開聞コース”。
鹿児島県の薩摩半島の南端に位置する、標高924m
別名“薩摩富士”とも呼ばれる開聞岳(かいもんだけ)の麓に広がる、南国情緒溢れる景観の美しい雄大なコースですが、開聞岳から吹き下ろす“開聞おろし”と、海から吹き上げる“海風”が交差するために、風の読み方に戸惑う難しいコースでもあります。
“開聞”と言えば、1981年から2004年までの24年間、当地で開催された「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」が有名ですが、あのタイガー・ウッズが日本のゴルフツアーのトーナメントに初出場したのが1998年の本大会であったこともよく知られているところです。
毎年11月の第4週、日本のゴルフツアーの事実上の最終戦として位置づけされた“カシオオープン”は、年間賞金ランキング70位以内の選手に与えられる次年度のツアーのシード権をかけた、熱くドラマティックな戦いでもありました。
そんな中、管理の難しいこの時期に合わせて、グリーンコンディションを毎年最高の状態に仕上げる大会関係者の労に対し、TV中継の解説者を含めいろんな方面から、惜しみない賛辞が贈られていたことを思い出します。
自身約20年ぶりの“開聞”でしたが、コース内の所々がTVで観た遠い記憶と重なって、懐かしさに浸りながらのラウンドでした。
さて、市内から“開聞”まで片道約65km。
ゴルフ場への行きの時間は何とか計算できたとしても、当日は春休み最後の日曜日、しかも観光名所の指宿からということで、帰りは早くて2時間、渋滞なら3時間… と予想していたのですが、当日に知った平成24年開通の「南薩東部広域農道」(左図赤線)のおかげで、1時間ちょっとで帰り着くことができました。
鹿児島市内から指宿までの海沿いを走る国道226号線と、山間を走る指宿スカイラインのちょうど間を通るような「広域農道」ですが、幹線道路である226号線の土砂崩れや浸水災害に備えての非常用道路も兼ねているとのことでした。
知っていると非常に便利。全国各地、マニアックなサイトも多数あるようです。あなたの町の「広域農道」、チェックしてみは如何でしょうか。。