ラグビーワールドカップ2015 その2

 小さめのスタジアムでしたが、芝生が見事でした。
 小さめのスタジアムでしたが、芝生が見事でした。

日本時間10月12日(月)の明け方前、ラグビー日本代表の有終を見届けようと、眠い目をこすりながらテレビの前に陣取られた方も多かったのではないでしょうか。

 

試合開始時刻は現地時間で夜の8時、気温は11℃。場所は対スコットランド戦での記憶に新しいグロスターのキングスホルム・スタジアム。

 夜露でややボールが滑りやすい状況ではありましたが、多くのラグビーファンが見守る中、南アフリカ戦を消化試合として主力を温存し、全敗阻止をかけて日本戦に照準を合わせてきたアメリカ代表との一騎打ちは、お互いのプライドをかけた見応えのあるナイスゲームとなりました。

 

出来過ぎのサモア戦の後だっただけに、もしかするとスコットランド戦の二の舞になりはしないかと心配していましたが、対戦相手がしびれをきらして思わず反則を犯してしまうほどの、日本代表の継続的でスキのない正攻法の試合運びはここでも健在で、28対18の点差以上に安心して観戦できた試合内容だったと思います。

 

 

 

   稲垣啓太選手。愛称は「ガッキー」
   稲垣啓太選手。愛称は「ガッキー」

さて、この試合だけでなく、今回のワールドカップ全試合を通して日本代表が見せた安定感のあるプレイの一つとして、長年日本代表の弱点とされてきたスクラムワークの改善と向上を抜きにしては語れません。

 その立役者の一人、初戦の南アフリカ戦こそ先発をはずれたものの後半17分過ぎから交替出場し、あの奇跡の逆転トライに繋げる試合終了間際のあのスクラムを組み、その後のスコットランド戦を含めた残り3試合全て先発出場を果たした左プロップ(スクラム最前列の左側)の稲垣啓太選手の名前を是非とも憶えて頂きたい。

 

 体格体力もさることながら、試合経験に培われた年季と熟練の技が必要とされるフロントロー(スクラムの最前列の3人)の日本代表としては最年少の25歳。しかもその中で試合の流れを左右するとも言われる先発のファーストスクラムをこの若さで任されるところ… この人ただ者ではありません。4年後の日本代表をさらにパワーアップさせる主力になること間違いはないでしょう。楽しみです。ヽ(*^^*)ノ


 

 

さて今週末からは、いよいよ決勝ラウンド。

まだまだワールドカップは終りません。


4年後に、この決勝ラウンドに日本代表が残ることを夢見て、ラグビーファンの一人として日々精進していきたいと思います。


ラグビー日本代表、本当にお疲れさまでした! 

感謝。感謝。(^人^)