先週土曜日の鹿児島市内は曇り時々晴れの天気で、雲間から時折差し込む日射しがまだまだ強く感じられた午後2時、ラグビートップリーグの今期のリーグ戦の第2節、東芝 vs NTTコムの一戦が鹿児島県立鴨池陸上競技場にてキックオフとなりました。
東芝・ブレイブルーパスは、2003年のトップリーグ発足以来5度のリーグ制覇を成し遂げ、ここ数年は優勝を逃しているものの毎年のように上位に食い込む常勝チームで、今年のラグビーワールドカップ南アフリカ大会で日本代表のキャプテンを務めたリーチ・マイケルや、日本代表最多キャップ数96を誇る大野均を擁する…と言えば、何となく耳にした方も多いことかと思います。
対するNTTコミュニケーションズ・シャイニングアークスは、5年前の2010年に念願のトップリーグ入りを果たし、その後も着実に対戦成績を上げてきているチームで、日本代表のNo.8を務め、あのワールドカップ・南アフリカ戦で最後のトライに繋がる絶妙のラストパスを出すなど大活躍をしたアナキ・レレィ・マフィが所属するということでも一躍有名になったチームでもあります。
さて当日の試合の方はどうだったかというと、実力に勝る東芝が… とはいかず、前半を10−10で折り返した後半、二人のシンビン(10分間の一時的退出)を出し、人数の少なくなった東芝の不利な状況を見事に突いたレレィ・マフィの2トライなどもあり、13−37でNTTコムの圧勝となりました。
久しぶりにチグハグな東芝を見た感じもしましたが、これを機にきっと立て直してくることでしょう。o(^-^)o
さてさて、実に自身7年ぶりの鹿児島でのトップリーグの観戦となったわけですが、会場に入る際、メインスタンドが満席のためバックスタンドに案内されたのには驚かされました。最後に訪れた7年前は、メインスタンドも空席が目立ち、バックスタンドでは子供が走り回っていたことを思い出します。
そして、以前には見られなかったものがまだまだあります。それぞれの応援スタンドでチームの大旗を振る大応援団、本職のテノール歌手による試合開始前の国歌斉唱、試合会場に流れる試合の状況や選手が犯した反則などをリアルタイムで解説するアナウンス、そして極めつけは、試合終了後に用意された「グリーティングタイム」と呼ばれる激闘を終えたばかりのトップリーガーとの握手会や写真撮影などなど… 上の写真はそのために並んだ長蛇の列の一部です。w(゚o゚)w
確かに、ワールドカップでの日本代表の活躍の影響も多分にあると思うけれど、7年前とは全く違う有り様に、ただただ驚くばかりの一日でした。。