12月に入りました。暖かい空気に包まれた暖冬の影響なのかもしれませんが、ここのところ、ちょこちょこ雨の降る鹿児島市内です。晴れた日との寒暖差が大きいだけに体調管理に気をつけたいものです。
さて、今年も何かと話題の多かったゴルフ界、国内ゴルフツアーの賞金ランキングは男女共に韓国勢がトップを独占、しかも女子は1位から5位までを外国勢が占めるという少し残念な結果となりましたが、それでもまだまだ女子は面白い。(^^)
それに比べて男子は… という感じで何とか頑張ってもらいたいのですが、やはり“持っている”と言われたこの人、石川遼が日本に帰ってくるとトーナメントのリーダーボード(順位表)が毎日気になって仕方がないですね〜
先週の「カシオワールドオープン」は優勝争いの末惜しくも2位となりましたが、速報で結果を知っていても、久しぶりにワクワクしながら楽しめた男子のトーナメントだったような気がします。今週行われる最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」も楽しみにしたいと思います。
さてさて、同じく気になる選手がもう一人。レギュラーツアーとは別のシニアツアーに参加中の田村尚之(たむら なおゆき)は1964年広島県生まれの現在52歳。アマチュア時代に、あの“プロよりも強いアマ”と評された中部銀次郎の記録を越える日本アマ23年連続出場(最高2位)、中国アマ優勝5回、広島県アマ優勝13回などなど、他を圧倒する恐るべき戦績を残し、50歳なったのを機に普通の会社員から一転プロに転向した異色のゴルファーです。
写真でお分かり頂けるように一見独特のアドレスで、しかもスイングもかなり変則的なので果たしてプロで通用するかな? と思っていたところ、シニアツアー参戦2年目の昨年の賞金ランキングは16位、そして今年は何と堂々の4位ということで、歴戦の強者が揃う中これまた素晴らしい戦績を残しつつあるようです。
そんな彼が今年の春に出した本「がんばらないから上手くなった(ゴルフダイジェスト社)」から…
「練習は週に1回。それも何十発か打っておしまい。」
「アマチュアのゴルフは気持ちよくが基本。だから、寒い1月から3月はゴルフもしないし、クラブも握らない。」
「本番前に練習なんかして曲がったら嫌だから、普段のラウンドではスタートの10分前に到着、そのままティショット。」
過去の戦歴からはおそらく想像すらできない、屈強のアスリート像とは全く真逆の田村尚之の姿がそこにあります。月イチゴルファー必見の一冊です。。