「柊鰯」

写真は先週の節分の日、我が家の玄関に飾られた魔除けの柊鰯(ひいらぎ・いわし)です。

 

その名の通り、柊の枝に焼いた鰯の頭を刺しただけのものですが、こんがりと焼いた鰯の頭は、その臭いと煙で鬼が近づく事ができないようにするため、トゲのある柊は、それでも家の中に入ろうとする鬼の目を刺し追い返すためのものだそうです。

 

 

そしてこの日の夜の食卓に必ず並ぶのが鰯の煮付け。たまには今流行の恵方巻きでも… と我が家の料理部長に進言しますが、せっかく作ったのに無言で食べる事に異議あり、買うにしても1本の単価が高く家計を圧迫するということで、例年却下され続けているところです。

 

 

小学生の頃夢見ていた「雪印プロセスチーズ(箱入り)」と「明治板チョコ」の丸かじりは、大学生になり自由を得て間もなくクリアしました。恵方巻きの丸かじり(丸かぶり)という言葉に血が騒ぎます。(=v=)

 

 

 

そして写真の小皿の上にあるのは53粒の大豆。“歳の数だけ大豆を食べる。”これも我が家の慣例となっています。

 

年々、確実に忘却のレベルが高くなってきていることを痛感します。

 

体力云々はトレーニング次第で何とかなるにしても、こればかりは豆の持つ生命力にあやかりたい。

 

そんな思いを巡らしながら、一粒一粒を噛みしめて食べた今年の節分でした。( ̄ー ̄;