週始めの月曜の朝の診療前のことでした。病院にあるMacのパソコンの電源を入れても、パソコンを動かす基本ソフト(OS)が立ち上がらない(起動しない)、いつもとはちょっと違う雰囲気の異常に気づきました。
診療の合間を見ながら、あるとあらゆる方法で復旧を試みたところ、ある時何かの拍子に突然立ち上がり、何事もなかったかのように動き始めましたが、ひょっとするとこれが最後かな〜?と感じるところがあったので、忘れていた直近のバックアップを取り、試しにもう一度再起動させたところ… やはり、同じ起動不能の状態に陥ってしまいました。
そしてそれから、何とか立ち上がろうと必死にもがいている様子は伺えるものの、結局そこまでは辿り着くことは無く、そのうちに途中で自ら電源を切るようになり、それまでの間隔も次第に短くなり、とうとう力尽きて、単なる金属の箱となってしまいました。
力尽きたのは、今から11年前に購入したアップル社製のノート型Macintosh「PowerBook G4 17-inch」
その当時、ノート型パソコンと言えば携帯性を重視した機種が多い中で、一般的な大きさの15インチのノート型パソコンよりも2まわりも大きい17インチを市場に出すという考えがいかにもMacらしく、いつもながらのMac商法にはまった形となり、家内には内緒でローンを組んで購入したものでした。
当時のデスクトップ型パソコンと比べても決して劣ることのない性能もさることながら、17インチ液晶画面の余裕のある作業領域は使い心地がよく、いろんな場面で大活躍の「PowerBook G4 17-inch」でしたが、自分の機種を最後に製造中止となったために、最近ではバッテリーや電源アダプターなどの代替品を見つけるのも難しくなり、ちょこちょこ不具合も出るようになっていたので、そろそろかな〜 と感じていた矢先の今週の出来事でした。
それにしても、何と言うか…
終り方が何とも機械っぽくなかったので、
今更ながら、情が移ったような感じになっています。(ノ_・。)