写真は、カーブ台風16号が昨日の未明に薩摩半島を駆け抜けた後の、朝の8時過ぎの南方向の空模様。写真の中央下側に写る人影は、朝早くから台風の後始末に追われる当院のスタッフです。
これまでいろんな進路の台風を経験してきましたが、今回のように急カーブを描きながら進む台風の記憶がなく、今年は奇妙な動きをする台風が各地で甚大な被害をもたらしているようなので、いつもとは少し違う緊張感があったのは確かでした。
台風16号が鹿児島市への最接近したのは、土砂災害警報が発令された夜中過ぎ。
昨年の8月25日の未明に鹿児島を襲った台風15号が凄かっただけに、ピークはこれから…と、蒲団の中で身構えているうちに、いつの間にか朝に。
6時過ぎ、雲間からうっすらと光も射し始め、風も穏やかな秋の風に変わっていました。
さて、自宅周辺の被害状況はそこまでなかったので、半ば安心して仕事場に出掛けたところ、どうやら、院内の天井埋め込み型の換気扇の排気口から猛烈な風が逆方向に吹き込んだらしく、換気扇から吹き出したススで床や診療台が悲惨な状況に… しかも、換気扇はお釈迦に。
思わぬところに爪痕を残した、今回の台風でした。