一陽来復

実家でとれた大小の柚子。右側で直径約9cm。
実家の庭でとれた大小の柚子。右側で直径約9cm。

師走です。寝る間も短く感じられるほど、慌ただしく時間が過ぎていきます。

 

今朝の鹿児島の日の出時刻は7時13分。薄暗い中での出勤でした。明日は冬至ですが、1月上旬までは日の出は遅くなる方へ向かうということなので、日の長さを実感できるのはもう少し先になりそうです。

 

 

さて、日の長さが一年で一番短くなる冬至は、古来より太陽の力が一番弱まる日とされており、この日を境に日は長くなり再び力が蘇ることから、一陽来復(いちようらいふく)といって運気が上昇に転じる起点とされていたようです。

 

この日に、血行を促進し冷え性を緩和する“柚子湯(ゆずゆ)”に入り邪気を払い、風邪の予防に効果的な栄養価の高い“南瓜(なんきん=かぼちゃ)”を食べて運気をつける…。 今でも色褪せない、厳しい冬を乗り切るための先人達たちの知恵に頭が下がる思いです。

 

 

その知恵にあやかって、この年末の不摂生で体調を崩し風邪症状をなかなか抜け出せない身体を蘇らせて、心機一転、新しい年に向けて備えたいと思う今日この頃です。。