先月から始まったNHKスペシャル「人体」を見ています。
司会はタモリとノーベル賞の山中信弥教授。
28年前に同様のテーマで放送されたNHKスペシャル「驚異の小宇宙・人体」で司会を務めたタモリが、28年前とは考え方が全く違う最新の「人体」について、その仕組みに迫ります。
8回シリーズで来年の3月までの放送の予定ですが、今まで常識として思われていた「脳が全体の司令塔で、他の臓器はそれに追随する」と異なる視点で番組は進んでいきます。
今月のテーマは「脂肪と筋肉」
肥満は人間だけが抱える特殊な問題ですが、栄養状態をコントロールする脂肪組織で作られる「レプチン」という“メッセージ物質”が脳内に入っていかないことに原因があることが分かってきました。
また、肥満により多量に作られる別の“メッセージ物質”が、人間の免疫系を自己に対して反応するように仕向けることも分かっており、様々な病気との関連性も分かってきました。
で、それらの病気を予防するにはどうしたらいいのか?
どうやら、筋肉を動かして作られる「IL-6」と呼ばれる“メッセージ物質”がその役割を担っているようです。
人間の体は、あらゆる臓器から生み出される何千という“メッセージ物質”により相互に管理されているということらしいです。