ギアを上げる

昨日の高校野球の準決勝、星稜 vs 中京学院大中京の試合。

 

今大会屈指の星稜の奥川投手が初回にヒットを打たれ、そこから急にギアを上げてきたので全く打てなかった、と対戦相手の選手が試合後に答えていたようでした。

 

 

ギアを上げる。

 

最近よく耳にするようになりました。

 

ゴルフでは、自分の戦況を有利にするために、あえてリスクを冒してグリーン上のピンを狙い、スコアを積極的に縮めていくことを言うようです。

 

 

ギアを上げるという言葉を初めて耳にしたのは、今から20年前、早稲田大学のラグビー部が「ULIMATE CRASH(アルティメット・クラッシュ:究極の強さ)をスローガンに全盛を極めた頃だったと思います。

 

その当時、早稲田はギアを上げるではなくて、ペースアップという言葉を使っていました。ペースアップとは文字通り、自分のペースを上げると言う意味ですが、それを試合終了間際に近い、誰もが疲労困憊で動けなくなる時に、チーム一丸となってやったことに驚きを隠せませんでした。

 

ラグビーでなくても、その時間帯にペースをあげるということが、どれだけの練習量を必要とするか、対戦相手のあるスポーツを経験した方ならきっとお分かり頂けると思います。

 

おそらく練習量だけではなく、その管理方法が進歩したせいもあると思いますが…

 

 

がむしゃらに動く、働く、根性で… というような日本人気質を自分が考えるようになったのは、その頃からだったと思います。

 

 

でも、そのさじ加減は難しいです。

 

 

今でも四苦八苦しています。。