スコットランドとの対戦成績は1勝10敗。
その1勝は、1989年5月、故宿沢広朗監督率いる日本代表が東京・秩父宮ラグビー場であげたものでした。
なので、自分の中ではスコットランドに、ニュージーランドや南アフリカのような強豪というイメージはありません。
どちらかといえば、クレバーな試合運びの印象が強い。
4年前のワールドカップの対戦でも、日本が奇跡的な勝利をあげた南アフリカ戦から中三日の不利な状況があったにしても、力負けというよりは、スコットランドの戦術に只々掻き回されて終わってしまった感じでした。
だから、余計に今回は、蓋を開けてみないと分からない試合でした。
力と力の真っ向勝負になるのはもちろんのこと、スコットランドのそんなところにも絶えず注意を払わないといけない精神的にも疲れる試合だった思います。
後半に入って、戦術を変えてきたスコットランドはさすがだと思いました。
でもそこを耐えた日本もさすがでした。
底力の底がまだまだ見えない日本代表です。