秋深し 隣は何を する人ぞ
病床にあった芭蕉が、死の2週間前に詠んだ句だそうです。
情景は、
秋も深まり静寂もいっそう増しているようだ。病に伏せっている自分の耳に、いつもは聞こえない隣の人の生活音が聞こえてくる。果たして隣の人は何をしているのだろうか。
秋が深まっていくと西寄りの風が多くなり、鹿児島市内からの桜島もくっきり見えるようになります。
桜島の噴煙もよく見えます。
先週も、噴煙の高さが5,000メートルにも及ぶ爆発的噴火がありました。
反対側の大隅方面は大変だったろうと思います。
山に食べ物が溢れているせいか、病院の前のごみ収集所を毎日のように荒らしていたカラスたちを、この一月、ぱたっと見なくなりました。
朝のコーヒーが冷めやすくなりました。
いつの間にか、キンモクセイも香らなくなりました。
秋深しです。