先週沖縄で開催された日本女子プロゴルフツアーの開幕戦ダイキンオーキッドレディスで、黄金世代の一人でもある小祝さくらが優勝しました。
何を隠そう自分は小祝さくらの大ファンです。
その彼女。
自分のことを根っからの運動音痴と話していますが、いろんな所作を見ていると、そんな感じもします。
顔立ちとしては、七福神もしくは平安時代調で、どう見ても勝負師の顔には見えません。
インタビューでは、ひょっとして寝起き?と思えるほど歯切れが悪く、どちらかと言えば天然系の受け答え。
一体彼女のどこがいいの?とよく聞かれます。
ゴルフをやったことのある方はわかると思いますが、ゴルフでは競技のわずか数時間の間に、浮き沈みのある人生の縮図のようなものがジェットコースターのように展開します。
なので、ゴルフの競技者には敢えてそれを表に出さないように、感情を押し殺してプレーを心掛ける人もいますが、やはり人間なのでそこは難しいところもあります。
その点彼女は、それを表に出さないというか、そこを感じないのでは?と思えるほどマイペースで淡々と自分のゴルフをこなしているように見えます。
そんな一見穏やかというか、ほのぼのというか、ちょっと捉え所に困る部分もある彼女ですが、ここ一番では対戦相手がぐうの音も出なくなるほどの、キレッキレッのアイアンショットを何気に見せつけてくれます。
そういうところがなんとも言えず快感で、他の女子プロにはないところです。
ある種、才能の塊だと思っています。