先週の金曜日でした。TVドラマ・古畑任三郎の再放送がありました。
俳優、田村正和の逝去を悼んでのものです。
田村正和と言えば、自分の中では何といっても眠狂四郎です。
小学生の頃だったと思います。
「円月殺法」とか言いながら、友達とチャンバラまがいの遊びをよくやったものです。
その彼の代表作でもある古畑任三郎シリーズを見て、「刑事コロンボ」を思い出す方も多いことでしょう。
放送は土曜日の夜にかけてだったと思います。
コロンボと犯人役のかけひきや、その表情の変化を1秒たりとも逃すまいと、テレビの前 に釘付けになったこと、まさに自分の中ではゴールデンタイムでした。
犯人を追い詰めていくその設定もさることながら、何というか、殺人まで犯すことになった犯人の心理描写が、何となく切なくて、最後はそれに寄り添うようなコロンボ。いつもながら、着地点が見事だったと思います。
その中で、いつもとはちょっと違う雰囲気だったのが、「構想の死角」という表題のついたものでした。
内容については、ほとんど記憶にありませんが、ただその表題だけはしっかりと頭の中に残っています。
随分と後からになりますが、その監督を務めたのが、まだ売り出し前のスティーヴン・スピルバーグだったことを知ることになります。
「刑事コロンボ」シリーズのDVDを揃えるべきか、迷っているところです。