偽薬

写真は自宅のくちなしの花です。

 

毎年一輪も咲けばいいところ、今年は大満開です。

 

まだ蕾があるようです。

 

いい香りがします。

 

 

さて、昨日のNHKの「ためしてガッテン」は「おまじない」がテーマでした。

 

何となくガッテンらしくないテーマでしたが、内容としては、ヒトの思い込みがもたらす様々な事例がわかりやすく紹介されていました。

 

その中で、偽薬(プラセボ)に関するところは非常に興味深いものがありました。

 

 

偽薬とは新薬の臨床試験などで用いられるものですが、例えそれが偽の薬であっても一定の割合で患者に効き目を示すことがあります。

 

これをプラセボ効果といいます。

 

要するに、医療従事者がこれは薬ですよと患者に偽って飴玉を与えたとしても、それが実際の薬と同じような効果を示すことなのですが、偽薬自体は現在の保険診療で認められていないので用いることはありませんが、それに近い効果というのは日々の診療の中で観察されることも少なくありません。

 

ところが番組の中では、この偽薬をそれと知っていて患者自ら民間から購入し、そのプラセボ効果が現れているという報告がされていました。

 

 

この辺りのNHKの取り上げ方、もう少し裏付けがあったほうがいいような、少し疑問に感じるところもありました。