先週、NHKスペシャル『中国のハゲタカたち』を観ました。
中国のバブル経済が弾け、後を絶たない倒産企業の倒産品に群がるバイヤーたちのことを、自ら「ハゲタカ」と名乗っていたようでした。
倒産品の買い付けから売りさばくまでの1例が紹介されていましたが、コロナ施設で使用しなくなった大型の新品の給湯器8,000個を買い付け、2日間で売り切るというスピード感のあるものでした。
8,000個を2,700万円で買い取り、儲けは500万円ということだったので、売値は1個4,000円ぐらいでしょうか。
ネットを利用した、人口の多い中国ならではの商法と思いました。
番組の後半では、「ハゲタカ」のリーダーと呼ばれる人物に中国当局が近づき、新規の事業の立ち上げを促しますが、税金をとられるだけとリーダーは要請を断ります。
その後、中国当局がリーダーの会社の土地などの資産を抑える措置に踏み切りますが、独自の手法でそれを回避します。
中国での市場の開拓は限界と思ったのか、最後の方では買い付けの目を日本に向けているようでした。
色んな「ハゲタカ」がいるものだと思いました。