股関節はストレッチを仕事の合間に毎日続けているので、今のところ特に問題はないけれど、最近少し膝に不安を抱え出したので考えてみました。

 

私たちは日常生活の中で、膝を伸ばした、ロックした状態で過ごすことが多いかと思います。

 

例えば、立っている時、歩く時、階段を降りる時。

 

 

 

膝を伸ばして壁を背にして立った状態では、多くの人の背中は壁から離れた状態①になります。

 

胸を張って壁に背をつけることはできますが、その状態②は反り腰で、どこか無理を感じます。

 

今度は、膝を少し前に出す感じで曲げて立つと、身体の重心の移動が起こり、背中は無理なく壁につきます。

 

この時、胸郭は開き、肩(腕)の位置も後方へ下がり、重力のかかる方向も鉛直に向かうバランスのとれた状態③となります。

 

 

 

その時の感覚としては、身体の重心が下がり、身長がいつもに比べで1cmほど低くなった感じだと思います。

 

膝は、二足歩行の身体を地球の重力から守るショックアブソーバーであり、この日常動作が極度の負荷による膝の軟骨のすり減りを防ぎ、膝のアンチエイジング効果に影響を及ぼすと思われます。